真実をめぐる、ヤラセとタブーの凄まじい攻防。 |
ケーブルテレビのディレクターが「家族探訪」の番組で「ある国際結婚家族」のドキ
ュメンタリーを担当することに。クルーが組まれ、いざ取材班が撮影のためにその家族
を訪ねてみると、出迎えた人々はどうもちぐはぐ。外国人と名乗る妻はどう見ても日本
人、夫と息子はどう見ても夫のほうがはるかに年若い。おまけに国際色はどこにも見あ
たらない。頭を抱えたテレビ・クルーは家族が家族らしくあるために、国際色豊かであ
るために、とんでもない数々の暴挙に打って出る。もちろん家族も黙ってはいない。こ
れが自分たちのありのままだと言い張って譲らない。真実をめぐる、ヤラセとタブーの
凄まじい攻防。果たして真実を伝えるドキュメンタリーは完成するのか? イクバル・カーン 1969年バーミンガム生まれ。2002年ミドルセックス大学演出家修士課程卒。2004年ナショナル・シアタースタジオ演出家コース終了・主な演出作品に2002年「オセロ」「ビューティフル・シング」、2003年「インツー・ザ・ウッド」「仙南昔語り三文オペラ」(仙台えずこシアター公演)「ダンシング・ウィズイン・ウォール」、2004年「フットルース」(全国ツアー)「大福の孤独」(仙台えずこシアター公演)、2005年「箱に入ったマクベス」。主な出演作品に2002年「オセロ」オセロ役、2003年「テンペスト」プロスペロー役「理想の夫」(ワイルド作)ロバート・チルターン卿役などがある。 |