第33回公演 1997.7/23(Wed)--29(Tue) Place:THEATER/TOPS	「水平線の友」 暇だし「じゃマール」に載せたんだ、ベル番。 １日１００回は鳴ってんの。もう地獄だよ、 うれしいんだけど。 だから全然つながらなくてゴメン、悪気はないんだよ。 今度さ絶対、時間つくるから、プリクラ撮ろうね。 それから海に行かなくちゃ。 たくさんのプリクラ、小瓶に入れて海に流すの。 いいよね。絶対やろうね。ほんとだよ。 またベル入れてよ、つながり悪いかもしンないけど。 待ってるから。オヤスミ。
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「楽しい暴力」 水平線を見てあいつは、 「空はどこまでも広くて気持ちいいねサワグチ」と言う。 聞いてる僕は海の広さを思っていた。 空と海。水平線で仲良くくっついているけれど、 本当は水平線に線なんてない。 空と海には途方もないほど距離がある。 そんな当たり前のことを僕ら忘れてた。 忘れていつしか、水平線を踏み越えて、 僕はあいつに、あいつは僕に、暴力をふるい続けた。 僕らは遙か、水平線で結ばれていた。

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劇団一跡二跳

制作:岸本 匡史