> 上演内容
作/川津羊太郎 演出/古城十忍
異形のものと生きる男の物語。
川津羊太郎(劇作家)
「男」はこれまで孤独を抱えて生きてきた。彼には仕事も妻子もあるけれど、いつもどこか少しだけ孤独だった。そんな生きづらさを受け容れながら、それでもなんとか生きてきた。
ある日、そんな「男」の人生の背後から一台の暴走車が現れて、突然の衝撃、彼の体は宙に撥ねあげられた。目の前が真っ白な光りに包まれ――
――次に目を覚ましたとき、彼は病室にいた。そして彼の眼には、「異形のもの」たちの影が、見えるようになっていた。
これは、異形のものたちにとり囲まれた世界を生き抜こうとする、一人の「男」の物語。歪んだ異形の世界を、なんとか受け容れようともがく男の物語。この物語を通して、もしかしたらあなたの背後に潜んでいるかもしれない異形の影の息づかいを、その背筋に、ぞわぞわと感じてもらえればと思う。
今までにない「ホラー演劇」。
古城十忍(演出家)
川津羊太郎さんの戯曲を読むと、いやぁーな気になる。日ごろ考えまいと目を背けていることがらを、「ホラ、よく見なさい」と目の前に突きつけられたようで、途端に居心地が悪くなる。しかも台詞の一つ一つに、執拗なほどの粘着質があり、読む者の肉体の内部に食い込んでくるようなリアリティがあるので、ますます居心地が悪くなる。
居心地は悪いが、目は怖いもの見たさで「次はどうなる? どうなっていく?」と先へ先へと読み進めることになる。まことにたちが悪い。
その川津さんが新作で、「異形のものたちと生きる男の世界」を書いた。なんとも怖い。なんとも不気味。いったいこの人の頭の中はどうなっているのか。この『虚人の世界』はまさに、今までにない「ホラー演劇」ではないのか。この怖くて不気味な世界をどう舞台化するのか、今から私は身も心もざわざわしている。
[出 演]
●チラシの画像をクリックすると、別ウィンドウで見ることができます ↓
[スタッフ] 美術=礒田ヒロシ 照明=磯野眞也 音響=黒澤靖博 舞台監督=尾崎 裕
衣裳=増田 和 小道具=原田佳世子 演出助手=谷本健志
イラスト=古川タク デザイン=西 英一 スチール=富岡甲之 票券=ぷれいす
プロデューサー=藤川けい子 協力=タクンボックス/アイズ/バックステージ/Gプロダクション
/劇団桟敷童子/文学座/DART’S/ワンツーワークス
宝井プロジェクト/一二の会/「エンジェル」の皆様
制作=藤川けい子(ワンツーワークス)
主催:文化庁・公益社団法人日本劇団協議会
制作:公益社団法人日本劇団協議会
■前売開始 6月11日(火)
■全席指定 前売 4,000円 当日 4,500円 U25 2,500円(「ぷれいす」のみでの取り扱い)
※受付開始および当日券販売開始は開演の1時間前、開場は30分前です。
※10歳未満の児童はご入場いただけません。
■場所:劇場MOMO →
MAP
【公演日時】
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7/19金 |
20土 |
21日 |
22月 |
23火 |
24水 |
25木 |
26金 |
27土 |
28日 |
14:00 | |
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19:00 |
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★マーク=アフタートークセッションあり
7月20日(土) |
「戯曲のスタイル」 |
川津羊太郎(劇作家)×古城十忍 |
7月22日(月) |
「虚人の世界のこと-女優編」 |
板垣桃子×関谷美香子×永川友里 |
7月25日(木) |
「虚人の世界のこと-男優編」 |
奥村洋治×川辺邦弘×島田雅之×越智哲也 |
■チケット取り扱い
ぷれいす 03-5468-8113 (平日11:00→18:00)
http://www.place-net.co.jp/
e+(イープラス)
http://eplus.jp/
電子チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:429-232)
http://t.pia.jp/
ローソンチケット 0570-084-003 (Lコード:39214)
0570-000-407(オペレーター対応)
http://l-tike.com/(パソコン・携帯)
Confetti(カンフェティ)WEB予約 http://confetti-web.com/
電話予約 カンフェティチケットセンター0120-240-540
(平日10:00~18:00)
*カンフェティ取り扱いでは、20日(土)2:00、24日(水)2:00、27日(土)2:00の回に、
「無料託児サービス」があります。遅くとも10日前までにはご予約下さい。
■お問い合わせ
ぷれいす 03-5468-8113 (平日11:00→18:00)
日本劇団協議会 03-5909-4600