劇団ワンツーワークス (OneTwo-WORKS) 古城十忍の演劇

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ウディ・アレンが放つ、シニカルな家族劇。日本初演。
又聞きの思い出
[作] ウディ・アレン
[翻訳] 鈴木小百合
[演出] 古城十忍

[出   演]
尾身美詞
尾身美詞(おみみのり)
【青年座映画放送】
尾身美詞ブログ
 舞台は1950年代、ブルックリンのロッカウェイ。「エクセルシオール」という名前だけ立派なアパートに住むウルフ家の話。宝石商を営む父親、女優になる夢を諦め夫を手伝い家庭を守る母親。だが息子は家業を継ぐのを拒み、ハリウッドで成功している映画タレント・エージェントの叔父さんのもとで働き始めるが、叔父さんの美しい秘書に恋をしたことから事態は急展開。家族一人一人が隠し持っていた秘密があぶり出され、溜め込んでいた本音が炸裂し始める――。
 この物語はウルフ家のもう一人のメンバー、家を出た娘によって「彼女が伝え聞いた思い出」(second-hand memory)として語られる。それゆえ物語は直線的には進まず、フラッシュバックとして紹介されたりして、現在と過去を行き来しながら展開する。娘は言う。「アインスタイン曰く――すべては相対的です」。アレンは相対性理論を全然違う内容に当てはめている。
                                               →チラシ裏
又聞きの思い出
複雑に入り組んだ愛憎関係。心を締めつけるフィナーレ。     ―― 初演(アメリカ)劇評より

ときに、アレンは非常に真面目なものを書く。まるで、気まぐれな学生がそろそろ真面目に宿題をやらないと落第するかもしれないと思い出したように。『又聞きの思い出』ではアーサー・ミラーに成りきって書いている。リアリズムとファンタジーの調合は、その雰囲気、見せ方、そして題材に至るまで、『セールスマンの死』を彷彿させる。
[スタッフ]  美術=礒田ヒロシ  照明=磯野眞也  音響=黒澤靖博  舞台監督=尾崎 裕
        衣裳=高木 渚  増田 和  演出助手=佐藤優子  越智哲也  舞監助手=日暮一成  安田惣一
        宣伝美術=古川タク(イラスト)+ 西 英一(デザイン)+ 富岡甲之(スチール)
        票券=ぷれいす  制作=藤川けい子  加島博美
        協力=オーケープロダクション  ノックアウト  劇団朋友  青年座映画放送  (有)バックステージ
             タクンボックス  Gプロダクション 
        製作=(株)オフィス ワン・ツー

        文化庁 文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)
【公演日程】2011.5.19(木)→29(日)
5月 19
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14:00            
19:00    
◎アフタートークセッションあり
5月21日(土) 「ウディ・アレンの映画と演劇」 鈴木小百合(翻訳家)×古城十忍
5月23日(月)「登場人物に見る女の生き方」 西海真理×関谷美香子×山田キヌヲ×尾身美詞
5月24日(火) 「家族の寿命」 芹沢俊介(評論家)×古城十忍
5月26日(木) 「俳優の立ち位置」 萩原流行×奥村洋治×重藤良紹×古城十忍
■前売開始 4月4日(月)
■全席指定 4,000円(当日4500円)   ※受付開始および当日券販売は開演の1時間前、開場は30分前です。
                         ※10歳未満の児童はご入場いただけません。
■場所:中野 ザ・ポケット   →MAP
■チケット取り扱い
   ぷれいす 03-5468-8113 (平日11:00→18:00)   http://www.place-net.co.jp/
   e+(イープラス)    http://eplus.jp/
   電子チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:410-844)    http://t.pia.jp/
   ローソンチケット 0570-084-003 (Lコード:37093)    0570-000-407(オペレーター対応)
              http://l-tike.com/
■お問い合わせ
   ぷれいす 03-5468-8113 (平日11:00→18:00)
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