男3 | 「サブローと同じだ。」 | |
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女2 | 「サブローと?」 | |
男3 | 「俺たちはもう首根っこを押さえられてる。俺たちを引きずり出してさらに者にしなきゃ、あいつらは納まらないんだ。」 |
女3 | 「………。」 | |
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男1 | 「……あいつら、何が知りたいのかなぁ」 | |
女3 | 「………。」 | |
男1 | 「何を突き止めたいんだ?」 | |
女3 | 「………。」 | |
男1 | 「突き止められない自由、知られない自由は無いのか?」 |
女4 | 「定期券。」 | |
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男2 | 「破棄。(捨てる)」 | |
女4 |
「図書券。」 |
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男2 |
「(次々捨てていたが)図書券は関係ないだろ?」 |
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女4 | 「印鑑登録。」 | |
男2 | 「破棄。(捨てる)」 |
女4 | 「あたしたち、過去の自分じゃなくて今の自分を捨てたんじゃない?」 | |
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男2 |
「いいじゃないか、それで。」 |
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女4 | 「………。」 | |
男2 |
「俺は誰でもない。何者でもない。やっと首輪を外したんだよ。」 |
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女4 | 「………。」 | |
男2、ずぶずぶと台車の中に沈み込む。 |
女4 | すみません。(客席に向かい)私も報告者の一人としてお話をしたんですけれども、このタカハシというのは私のことです。 | |
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男1 | タカハシさん……!? | |
女4 |
いいんです。話させて下さい。 |