老女 | いつ?どこで?どんな状況で? | |
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少女 | そこはとてもとても大きな病院なの。 | |
老女 | 病院。 | |
少女 | そこには、みんなに好かれてて、まるでそれを着るために生まれてきたような白衣のとっても似合う一人の先生がいるわけ。 | |
老女 | ああ、わかるわかる。 |
男3 | すみません、握手してもらえませんか。 | |
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少女 | 構わなくてよ。(握手する) | |
男3 | ついでに写真もいいですか?(ポケットカメラを出す) | |
少女 | こういうポーズでいいかしら。 | |
男3 | (写真を撮って)ありがとうございます。一生忘れません。毎晩夢に見ます。一生この手、洗いません。 |
男4 | 簡単だよ、3つともうなずいてくれるだけでいいんだ。(と、手錠を少女にかけて)もう君を離さない。ずっと君を守りたい。君の人気を独占したい。 | |
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老女 | 言わねぇ、言わねぇ、男買いかぶるでねぇ。 | |
少女 | 言うの、新一郎は。 | |
男4 | 返事がまだだな。 | |
少女 | (3回うなずく) | |
男4 | 話は決まったな。 |
男4 | ほんとに出てくんだ。 | |
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老女 | ………。 | |
男4 | 新一郎のとこへ行くんだろ。 | |
老女 | お父さんがそう言ったの? | |
男4 | 俺たち捨てて、新一郎って男のとこへ行くんだろ? | |
老女 | 関係ないのよ、あの人は。 |
男3 | 先日はこそ泥みたいな真似しまして、帰って大いに反省しました。お恥ずかしい限りです。 | |
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老女 | すみません、あの、どういったお知り合いでした? | |
男3 | これはどうも。気がききませんで。(名刺を出して)荒畑道之と申します。 | |
老女 | (受け取って見て)荒畑……。 | |
男3 | 幹本育子の父親です。 | |
老女 | ………(驚いて顔を見る) |