劇団ワンツーワークス (OneTwo-WORKS) 古城十忍の演劇

誰も見たことのない場所
■公演データ
[主催] 堺市、堺市自殺対策連絡懇話会、劇団ワンツーワークス
[後援] 大阪府
[協力] 堺雇用労働推進会議(堺市域労働ネットワーク)、堺市西区高齢者ちょこっとネット企画委員会 [日時] 2011年8月27日(土)13:30~16:30
[会場] 西文化会館(ウェスティ)
[進行] 13時30分 開会・主催者挨拶
      13時40分 演劇『誰も見たことのない場所』
      13時50分 アフタートーク
■観客動員
 
観客動員数 438名
■アフタートーク
 「取材から見えてきた自殺の現実」
■アンケートに寄せられた声
  • 具体的な事例やいろいろな立場の方々の心情や体験を交えて、とてもわかりやすかったです。
  • 劇中の兄を亡くした後、家族の仲が良くなることを振り返ると、きっかけとなる問題はなんなんだろうと思う。
  • 今は通院中ですが、もっと見たかったです。また見たいです。
  • 自殺を考える人、幇助する人、自殺を止めようとする人、自殺に関わる処理をする人、いろんな方向から自殺と向き合っていて、勉強になり考えさせられた。
  • 印象の強いセリフがたくさんあり、心に響いた。
  • 二人の女性が身内の自殺について語るところ、「会おうと思えばいつでも会える」。甥の母に聞かせてあげたい。一筋の光です。
  • 自殺に対する偏見と差別、誰でもが何時でも当事者になる可能性がある。個人の問題では片づけられない、自分自身の問題だと思った。命の重み、自分だけの命でないこと、無関心であることの怖さを感じた。
  • 遺された家族のそれからを知ることができた。語りかけられるのが心に響いた。
  • 分かりやすかった。我が子にも考えてほしいと思った。死ぬのは明日。とりあえず今日は生きよう。
  • 自殺を真正面から取り上げ考えさせられたことは、はじめてで衝撃的だった。自殺を考える一人ひとりみんな違う。一人ひとりに個々に寄り添ってあげることが大切なのかなと思った。
  • きちんと取材されてたこと、偏った方向だけでなかったこと、多くの角度から多くの立場からドキュメンタリーシアターとして演じられてたこと。素敵でした。
    誰にでも一歩違えば、起こりえる身近な問題という認識が持てました。
  • 全体として感動や涙を求めるものでなく、誤解を恐れず語られるセリフに、分かりやすいリアリティーを感じることが出来た。
  • ややながすぎでは?難しいと思うが、もう少し短くできたらよかった。中身を深く感じた。
  • 死ぬのは明日、今日は生きればいい。助けるには静脈ではなく動脈。たくさん心に残っている。観に来てよかった。
  • 重いテーマながら、実態や事実の情報が盛り込まれていて、自殺に追い込まれていく、自殺に向かう状況がすこしわかった。
  • 細かい事情が私でもよく分かり、リアリティーある表現で、演劇として心に響きやすく、心に残った。また見たい。
  • 無関心ほど危険で、恐い壁だと思った。まず関心を持つことが大切だと思った。観に来てよかった。
  • 自分を傷つけて安心したり、自分の血をみて安心する人がいるんだということが心に残った。なぜなら、自分の先輩で血を見るのが好きという人がいて、今思うとあの先輩も苦しんでいたのかなと、思った。
  • 息子の自殺は、私たち夫婦が親身になって話を、悩みを聞くことをしなかったのかなと後悔をしています。29歳の大人だから大丈夫と思っていました。
  • テーマが重く、理解することが難しかったが、死ぬのは明日、今日は生きよう。そのことは、これからの生きていく上で、とても必要だと思った。
  • 本当にインタビューした内容で、言葉で演じているので、本当に言っていること全てがリアルで、少し恐かったですが、それだけあって、どの内容も心に響きました。
  • 私は演劇のことはよく分かりません。観終わったあとに、何か救われた気がしました。
  • たくさんの人たちの生の声を伝えていたことに感動した。「自殺」に追いかまれる社会環境を考え直すきっかけになった。
  • 私も自殺に関わった人です。こころで思っているが口に出せないことを出演者が代弁しているのを聞き同感した。
  • 勧められて軽く観に来たけど、普段から商業演劇を多数見ているものとして、すごくクオリティが高いので驚いた。内容、構成も演技もレベルが高かった。自殺の多面的なところを端的に表現していたと思う。観る人が、それぞれの思いや立場で感情移入できる作品だと思いました。
  • 自殺の社会的背景がつつみ隠さず表現されていた。
  • 本当の心のなかが見えた気がした。そして助ける(よりそう)側の心の持ち方の大切さも理解できた気がした。自殺するかしないかは、ほんの少しの差なんだなと思った。
    (堺市自殺対策フォーラム 2011)