| 美咲 | なんでもいいから、何か言ってよ内海君………！ |
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| 内海、何かぶつぶつ呟いているように聞こえるが、次第に声になっていくと、それは歌で─。 | ||
| 内海 |
………こぼれないように 思い出す春の日 一人ぼっちの夜 |
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| 美咲 | 嘘よ。 | |
| 内海 | （歌っている）上を向いて歩こう にじんだ星を数えて | |
| 美咲 | 嘘でしょう、ずっと歌ってたって言うの？ |
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美咲 | 内海君は………。 |
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| 内海 | え？ | |
| 美咲 | ………タトゥーをいれたこと、後悔してる？ | |
| 内海 | いれたものは消えないから。 | |
| 美咲 | ………。 |
| 美咲 | ふふふ………。 |
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| 内海 | 何。 | |
| 美咲 | この骨の恐竜、笑ってるね。 | |
| 内海 | 笑ってる？ | |
| 美咲 | うん、笑ってる。笑ってる恐竜だよ。 |
