2019年6月20日(木)~ 30日(日) 赤坂RED/THEATER

劇団ワンツーワークス #28
『男女逆転〈マクベス〉』

[作]ウィリアム・シェイクスピア
[翻訳]小田島雄志
[上演台本・演出]古城十忍
2019年6月20日(木)~ 30日(日)
赤坂RED/THEATER

「いかさまの魔の者たち、
もう二度と信用しない。
二枚舌を操り、
この胸に芽生えた希望を
打ち砕いた。」

マクベスも、バンクォーも、
マクダフも、マルカムも、全員が女。
女たちが血で血を洗う、
女たちの果てなき闘いが幕を開ける。
女たちは闘う。何のために?
誰のために? 何を求めて?
総勢26人、「男女逆転」で贈る
シェイクスピアの傑作悲劇。

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上演に寄せて

「闘う女たち」を
描くことで浮かび上がってくるもの。
[上演台本・演出]古城十忍

400年以上も前に書かれた戯曲が今なお世界中のあちこちで上演され続けている。時と場所を超えてこんなにも愛されている劇作家は恐らくウィリアム・シェイクスピア以外にいないのではないか。シェイクスピア戯曲の劇世界のいったい何がそんなにも多くの人々の心を捉えて離さないのだろう。

人間の清濁を合わせ持つ感情。繰り返す果てなき権力闘争。こうした「普遍性」が大きな魅力としてあることに疑いはないが、一方で、上演する世界の演劇人が時と場所を超えて観客の心に今なお響くように、手を替え品を替え「時代性」を獲得すべく戯曲の解釈に心を砕いてきたのもまた事実であろう。

例えば、ずいぶん昔に観た『ロミオとジュリエット』ではロミオを白人が、ジュリエットを黒人が演じていて、今もなお「人種の違いが障壁の一つになっている」というメッセージを否応なく作品から受けたし、昨年、ロンドンのナショナル・シアターが上演した『マクベス』 は核戦争後の世界に舞台が置き換えられていて、全編に鬱屈した暗いムードが漂い、「核戦争を経験しても人間は権力を求めて争いをやめない」という気が滅入るような主張が読み取れた。

それほどにシェイクスピアの戯曲は懐が広く自由度が高いとも言えるのだが、さて、男女を逆転させた『マクベス』。「闘う女たち」を描くことで何が浮かび上がってくるのか。女たちはなぜ闘わなければならないのか。

昭和・平成・令和と時代は進み、「人間は皆平等」という人権に対する意識もまた世界の潮流に乗って進んできたと言われるが、果たして日本もそうなのだろうか。男女の家庭での、職場での、社会における役割。もしその役割を丸ごとひっくり返してみたら、いったい何が見えてくるのだろう。逆転させてみた演出家は、今なお闘わなければならない女性は、この国にはまだまだ圧倒的に多いのではないか。そんなことを考えている。

公演日程

  20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
14:00     3 5     8     12 13
19:00 1 2 4   6 7 9 10 11    

★…アフターイベント、あります!

6月21日(金)
19:00の回
公開ダメ出し
「ガチでやります‼」
出演者の誰か×古城十忍

本番が終わったのに稽古着姿で舞台に集められる俳優たち。そして始まる、観客の皆さんの前での稽古場さながらの「ガチのダメ出し」。芝居の核心に関わることから、細かいことまで演出家は本気でダメを出しまくる。しかし演出家も俳優も真剣なれど、客席は笑いの連続。かくも人がイジられるのを見るのは楽しいものなのか。ダメの合間には演技上達のヒントやコツも論じられて、この上なく濃密な約25分。ご堪能ください。

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6月24日(月)
19:00の回
スペシャル対談「私的シェイクスピア」
小田島恒志(翻訳家)×古城十忍

ゲストは早稲田大学教授で英文学者・翻訳家の小田島恒志さん。氏のお父さんはシェイクスピア全作の訳を手がけた、かの小田島雄志さん。今回の『男女逆転マクベス』も雄志さんの翻訳によるものです。恒志さんも親の背中を追ってか翻訳家となり、今ではイギリス戯曲翻訳の第一人者。「俺、親父と違ってシェイクスピアはあんまり知らないんだよね」と謙遜しますが、知識豊富であることには違いなく、対談はシェイクスピアの四方山話からイギリス演劇の今、そして翻訳の仕事の苦労、「翻訳家としての矜恃」に至るまで、どこまでも二人の話は果てしなく広がっていく。

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6月28日(金)
19:00の回
バックステージ・ツアー「舞台からの眺め」
案内人:奥村洋治+小山広寿

「ウェルカム・トゥ・ザ・バックステージツアー!」。恒例のありえへん大声で始まり始まりーっ! 今回も皆さん、芝居の熱気がまだ残る舞台に上がって、俳優気分を満喫していただけます。いわゆる「小劇場」ならではの秘密満載・アイデア満載の舞台裏も、企業秘密も余すところなく全部さらけ出します! お楽しみに!

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出演者トーク
「私たちの(俺たちの)マクベス①~④」
6月22日(土)
19:00の回
武田竹美×高畑こと美×広瀬彩×関谷美香子
6月25日(火)
19:00の回
有希九美×山下夕佳×門田かおり×奥村洋治
6月26日(水)
19:00の回
小山萌子×北澤小枝子×関谷美香子
6月27日(木)
19:00の回
山下雷舞×村岡哲至×田名瀬偉年×奥村洋治

男性メインのシェイクスピア作『マクベス』、まさかそのメインキャラクターを私たち女優が演じることになるとは! 女優にとって一生に一度あるかないかの役への挑戦、その奮闘を余すところなくお届けします。「男女逆転」による新しい発見、新しい解釈も交え、女優だからこそできたシーン、女優だからこそ苦労したシーン、無茶な(恐らく)古城演出とどう闘ってきたのか、腹を割ったぶっちゃけ話をたっぷりと。そして、演じてみて各々が感じる『マクベス』の魅力、さらには世界中で上演されているシェイクスピア戯曲の魅力についてもいろんな思いが飛び出すはず。
ワンツーワークス過去最大26人のキャスト、うち20人が女優という異色の稽古場での雰囲気通り、華やか賑やかな女子トークになるか、シリアスで熱い語らいになるか、どうぞご期待ください! (by 関谷美香子)

『マクベス』で「戦う」とは、敵を「殺す」こと。ゴキブリにビビってる場合じゃない。殺せるのか? 殺意は持てるのか? 持ったことあるのか? 自分が出世するために上司を殺せるのか? 女性が「兵士」を演じる時その心理ストレスは演技にどう響くのか? 響かないのか? 聞きたい。どんな気持ちの作り方をしたのか? 稽古を通して見つめた新たな自分を赤裸々に語る女たち。聞いた女性はスッキリ。聞いた男性は背筋を冷やすこと間違いなし。『男女逆転』が目指した「価値観逆転」の世界が今あなたの目の前に。(by奥村洋治)

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チケット

発売日

一般前売り開始
2019年4月19日(金)
【発売中!】

料金(全席指定・税込み)

一般(前売)
4,800円
一般(当日)
5,000円
学生
3,000円
高校生以下
2,000円
初日割(前売り)
4,000円
  • *「初日割」チケットは、6月20日(木)の回のみ
  • *「学生」「高校生以下」はシーボーズでの取り扱いのみ。
    当日、会場で学生証の提示が必要です。
  • *受付開始および当日券販売開始は開演の1時間前、開場は30分前です。
  • *10歳未満の児童はご入場いただけません。

取り扱い

シーボーズ
Tel&Fax:03-3635-8686
mail:28ticket@onetwo-works.jp
チケットぴあ
0570-02-9999 (Pコード:493-248)
http://w.pia.jp/t/onetwo-works/
Confetti(カンフェティ)
WEB予約 http://confetti-web.com/onetwo-w28/
電話予約 0120-240-540(平日10:00~18:00)

お問い合わせ

ワンツーワークス
〒166-0004 東京都杉並区阿佐谷南1-8-3
佐保会東京会館101
tel:03-5929-9130  
fax:03-5929-9131

劇場

赤坂RED/THEATER

東京メトロ丸の内線・銀座線
【赤坂見附駅】(10番出口)より徒歩2分
東京メトロ千代田線
【赤坂駅】(2番出口)より徒歩6分

〒107-0052
東京都港区赤坂3-10-9
赤坂グランベルホテルB2

※劇場入口はホテル入口と異なります。
お越しの際はご注意ください。

TEL:03-5575-3474
ロビー直通:03-5575-7132(公演期間のみ)

スタッフ

  • [美術]礒田ヒロシ
  • [照明]磯野眞也
  • [音響]黒澤靖博
  • [舞台監督]尾崎 裕
  • [衣裳]友好まり子
  • [演出助手]白坂恵都子/水谷友香梨
  • [衣裳製作]藤木智美
  • [衣裳助手]増田 和
  • [舞監助手]小山広寿/成生隆倫
  • [大道具]イトウ舞台工房 伊藤幸夫
  • [小道具]原田佳世子
  • [イラスト]古川タク
  • [デザイン]西 英一
  • [スチール]富岡甲之
  • [舞台写真]黒木朋子
  • [票券]川井麻貴 シーボーズ
  • [協力]アイズ/アトリエトモヨシ/エンパシィ/オフィス・エイツー/オフィス鹿/柿喰う客/劇団時間制作/劇団(null)/劇団朋友/劇団ポプラ/劇団夢幻/Gプロダクション/スタッフ・ワン/タクンボックス/東京ドラマハウス/HANATOMO演仕屋/ビクターミュージックアーツ(以上、50音順)/一二の会
  • [制作]藤川けい子
  • [製作](株)オフィス ワン・ツー
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