劇団ワンツーワークス (OneTwo-WORKS) 古城十忍の演劇

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『ワンツーワークス』公演記録(2010~)
神[GOTT]
#40
2024年7月19日(金)~ 28日(日) 駅前劇場(下北沢)
皆さん、「倫理委員会」の討論会へようこそ。本日の討論テーマは、たった一つです。「医師による自殺幇助」は是か、非か。換言すれば、「安楽死を認める」、あるいは「安楽死は認めない」。果たして、どちらの意見が多数を占めるのか。それは皆さんが投じる1票で決まります。
討論会終了後、皆さん全員に投票を行っていただき、その結果は、上演中に発表されます。これはそういう演劇です。ぜひ、よくよく考えて投票してください。
アメリカの怒れる父
#39
2023年10月26日(木)~ 11月5日(日) 駅前劇場(下北沢)
父は怒っている。ずっと、ずーっと烈火のごとく怒り続けている。火に油が注がれる。もう手がつけられない。ついに、父は……。
いったいなぜ? 原因は? 怒りの矛先はいったい何処なのか?
――実話をもとに韓国の劇作家が書き下ろした、とあるアメリカの父と、その家族を描いた衝撃の物語。
R.P.G. ロール・プレーイング・ゲーム
#38
2023年6月9日(金)~ 18日(日) 赤坂RED/THEATER
2023年6月23日(金):広島市東区民文化センター ホール
2023年6月25日(日):宇土市民会館 大ホール
2023年6月27日(火):長崎市チトセピアホール
2023年6月30日(金):福岡市立西市民センター ホール
2023年7月2日(日):メディキット県民文化センター 演劇ホール
2023年7月5日(水):小林市文化会館 大ホール
2023年7月8日(土):米子市文化ホール メインホール
お父さんが殺された。お父さんには秘密があった……。
宮部みゆきの傑作ミステリー小説を完全舞台化!
アプロプリエイト-ラファイエット家の父の残像-
#37
2023年2月16日(木)~ 26日(日) 赤坂RED/THEATER
息もできないほどの、壮絶な罵倒合戦。人間の本質をあぶり出す、「痛切すぎる家族劇」
消滅寸前(あるいは逃げ出すネズミ)
#36
2022年10月6日(木)~ 16日(日) 赤坂RED/THEATER
ふるさとの町がなくなってしまう!? 「消滅か? 存続か?」 人生を懸けた採決の時が訪れる
民衆が敵
#35
2022年5月5日(木・祝)~ 15日(日) 中野 ザ・ポケット
2022年5月19日(木):広島市東区民文化センター ホール
2022年5月21日(土):ながす未来館 文化ホール
2022年5月24日(火):米子市文化ホール メインホール
2022年5月27日(金):メディキット県民文化センター イベントホール
2022年5月29日(日):小林市文化会館小ホール
2022年5月31日(火):熊本市健軍文化ホール
2022年6月2日(木):天草市民センター ホール
「匿名の正義」と、どう向き合えばいいのか?
いびつな情報化社会の根底に巣くうものの正体が浮かびあがる……。
恐怖が始まる
#34
2021年12月9日(木)~ 19日(日) テアトルBONBON
福島第一原発事故によってもたらされた恐怖がひたひたと忍び寄る日常を女たちの視点を通して描く、ブラックにしてユーモラスな家族劇。
ドキュメンタリー・シアター『29万の雫-ウイルスと闘う-』
#33
2021年7月15日(木)~ 25日(日) 赤坂RED/THEATER
今から11年前の2010年、宮崎県下に「非常事態宣言」を発令させた家畜伝染病「口蹄疫ウイルス」の猛威。本作は、その感染爆発に翻弄された関係者・約100人にインタビュー取材を行って得た証言だけで戯曲を構成。その生々しい声は現在、世界を脅かし続けている「新型コロナウイルス」と闘う今の私たちの胸にも鋭く突き刺さる。それほどまでに証言の数々は、ウイルスの不安や恐怖におびえ、また理不尽な行政の対策に憤りを隠さない。これはかつて、宮崎県域でウイルスと闘った人々の切実な「心の叫び」の記録ーー。
ジレンマジレンマ
#32
2021年3月4日(木)~ 14日(日) 赤坂RED/THEATER
「正義」はどっちだ?「問い詰める者」と「追及される者」、緊迫のディスカッション・ドラマ。
忖度裁判
#31
2020年10月31日(土)~ 11月8日(日)  シアターX(カイ) *両国
「場の空気を読む。空気を読んで、いろんな事を、いろんな人を慮る。これ、当然のことだと思っているんですが、何か間違ってますか? 中には〈同調圧力〉なんてとんでもないことを言う人もいますが、いちいち〈個性個性〉と騒ぎ立てて自分勝手な振る舞いをする人のほうが社会人としてはおかしくないですか? 〈空気を読む〉〈言わなくてもわかる〉、これは日本人の美徳です。え? はい、おっしゃる通り、私はこの裁判で裁判員を務めました。それが何か、問題ですか?」
グロリア
#30
2020年2月27日(木)~ 3月8日(日)  赤坂RED/THEATER
劣悪な職場。無能な同僚たち。いつになったら夢を掴めるのか。思えばあの日、グロリアはいつにもまして様子が変だった。でも誰も想像していなかった、あんな惨事が待っていたなんて。まさか自分たちがニュースの当事者になるなんて。あの日、職場の誰もが深い傷を負い、日常はもろくも崩れ去った。だが私はそんなに弱くない。この壮絶な経験を利用しなければ。利用して今こそ夢を掴み取り、この業界でのし上がらなければ。
死に顔ピース
#29
2019年10月24日(木)~ 11月3日(日)  中野ザ・ポケット
笑って笑って、楽しく死んで、旅立とう。医療とは? 看取りとは? 自宅で死ぬ意味とは? 「理想の死に方」「笑いのある終末医療」を求めて奮闘、その紆余曲折を描く、医師と患者とその家族の物語。
男女逆転〈マクベス〉
#28
2019年6月20日(木)~ 30日(日)  赤坂RED/THEATER
マクベスも、バンクォーも、マクダフも、マルカムも、全員が女。女たちが血で血を洗う、女たちの果てなき闘いが幕を開ける。女たちは闘う。何のために? 誰のために? 何を求めて? 総勢26人、「男女逆転」で贈るシェイクスピアの傑作悲劇。
鯨を捕る
#27
2019年3月14日(木)~ 24日(日)  赤坂RED/THEATER
男も女も、老人も子どもも、関係ない。いつまで群れる? どこまで逃げる? 人には、「誰しも立ち向かわなければならない時がある」。それも、自分の決断で、たった一人で。小さな漁師町で繰り広げられる、親子三代それぞれの、「生き方」を懸けた闘いのドラマ。
善悪の彼岸
#26
2018年11月22日(木)~ 12月2日(日)  中野 ザ・ポケット
なぜ殺すのか?なぜ殺されるのか?「殺す」ことを拒否できない刑務官たちの知られざる苦悩。日本国民の約8割が支持する「死刑の正義」とはいったい何なのか?
私は世界
#25
2018年7月20日(金)~ 29日(日)  赤坂RED/THEATER
交錯する二つの「自己責任」の物語。日本人の心に潜む奇妙な感情の正体とは
PIGHEAD 蠅の王
#24
2018年3月1日(木)~ 11日(日)  赤坂RED/THEATER
小説『蠅の王』を大胆に翻案。セクハラ、パワハラ、いじめ、 その実態とは──?
アスファルト・キス
特別公演
2018年1月18日(木)~ 21日(日)  あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
あれは、美しいキスだったのに…
情報社会の恐怖と混沌を描く、ネルソン・ロドリゲスの傑作。日本初演。
消滅寸前(あるいは逃げ出すネズミ)
#23
2017年10月20日(金)~ 29日(日) 中野 ザ・ポケット
いよいよ運命を決する時が来た。 消滅するのは何なのか? 逃げ出すネズミは誰なのか?
アジアン・エイリアン
#22
2017年6月22日(木)~7月2日(日) 赤坂RED/THEATER
赤坂レッドシアターで、約1トンもの本水を使用。舞台上に満ちていく「水」が意味するものは果たして何なのか──?  「私が私であることの証明とは何か」という問いをスリリングに、サスペンスフルに描く衝撃の問題作、17年ぶりに登場。
怒りの旅団-アングリー・ブリゲード-
#21
2017年3月16日(木)~3月26日(日) 赤坂RED/THEATER
「エリート大学出身の若きテロ集団」 VS 「選ばれし警察の若き特別捜査班」
遠い国から来た、良き日
#20
2016年10月14日(金)~10月23日(日) 赤坂RED/THEATER
「今の若者が見つめる“戦争と平和”のリアル」
広島在住の新鋭劇作家・上田里沙の原案による青春群像劇。
スピーディーでコミカルで、それでいて切実で不安な若者たちの現実が浮かびあがる……!
パラサイトパラダイス
#19
2016年6月23日(木)~7月3日(日) 中野ザ・ポケット 
ひとつ屋根の下に暮らす意味って何?
シニカルに描く「共依存する家族」の日常。
死に顔ピース
#18
2016年3月18日(金)~3月27日(日) 赤坂RED/THEATER 
笑って。笑って。笑って死んで。
終末医療の在り方を見つめた ヒューマン・コメディ。
ビーイング・アライブ 
#17
2015年12月11日(金)~12月20日(日) 赤坂RED/THEATER 
老いて生きる。この摩訶不思議な世界。
「老いの人生」「人間の孤独」をシュールな手触りで描く、ワンツーワークス最新作。
イチエフ(1F)・プレイズ
#16
2015年7月17日(金)~7月26日(日) 中野ザ・ポケット 
※イチエフ(1F)/福島第一原子力発電所の通称
『ジレンマジレンマ』 『恐怖が始まる』 2作品同時期上演
誰も見たことのない場所2015
#15 ドキュメンタリーシアター
2015年3月13日(金)~3月19日(木) 赤坂RED/THEATER 
「自殺で亡くなっていく人たちを僕は〈特別な人たち〉だと思ってたんです。
僕らと同じ道を生きてる人たちがなぜ自殺で亡くなっていくのか、僕にはさっぱりわからない。
あの人たちは僕とは違う、何か〈特別な人たち〉なんだと。」       (ある自殺対策NPO代表)
海のてっぺん
#14
2014年11月20日(木)~11月30日(日) 吉祥寺シアター 
吉祥寺シアターに、[建築途中の家]を現出。
木の香漂う、その家を舞台に繰り広げられる、抒情豊かにして、抱腹絶倒。
そしてやがて、愛しき切なき、人情喜劇―――。
毒舌と正義
#13
2014年6月6日(金)~6月12日(木) 赤坂RED/THEATER 
「あなたほど優秀な教師はほかにいません。 今後もさらにその実力を大いに発揮していただきたい。
ゆえに、今回の決断に至ったのであります。」
――こうした理由から、ある教師を突然襲った悲劇。 教育界の暗部に迫る、壮絶なバトル劇。
流れゆく庭‐あるいは方舟‐
#12
2014年3月6日(木)~3月12日(水) 赤坂RED/THEATER 
2008年初演。
その3年後に東日本大震災を経験した私たちの「危機意識」はどう変わったのか? 「非常事態が
迫っていることを人はなぜ実感できないのか」、その人間の心理に改めて迫る。
息をひそめて
#11 ドキュメンタリーシアター
2013年11月11日(月)~11月17日(日) 赤坂RED/THEATER 
この芝居はシリアでの取材に基づいている。話されていることはすべて事実で、登場人物は全員実在している。台詞は一言一句、彼らの話した言葉通りである。身元が特定されないように名前は変更してある。
2013年11月シリアの現実。
虚人の世界
「平成25年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
日本の演劇人を育てるプロジェクト 新進演劇人育成公演≪劇作家部門≫
2013年7月19日(金)~7月28日(日) 劇場MOMO 
これは、異形のものたちにとり囲まれた世界を生き抜こうとする、一人の「男」の物語。 歪んだ異形の世界を、なんとか受け容れようともがく男の物語。もしかしたらあなたの背後に潜んでいるかもしれない異形の影。
恐怖が始まる
#10 
2013年5月24日(金)~6月4日(火) 劇場HOPE 
「中年の女」は明日、夫の四十九日を迎える。 夫は見るも無惨な、非業の死を遂げたのだ。 その中年の女を、「そう若くはない女」が訪ねてくる。二人の女の話から断片的に事実が浮かび上がる。 過去に恐ろしいことは確かにあった。 トンデモナイことがいくつもあった。 だが、本当の恐怖は今から始まる。ゆっくりと始まる。
奇妙旅行
#9 
2013年2月28日(木)~3月1日(日) テアトルBONBON 
二組の夫婦が一緒に旅行をする。出かける先は刑務所で、双方、同一人物に面会するのだが、片方の夫婦にとってはそれが愛しい息子でも、もう片方の夫婦にとっては我が子を殺害した憎き犯人なのである。
旅の果てに旅行者たちを待ち受けているのは、 癒し? 赦し? それとも……?
産まれた理由
#8 
2012年11月8日(木)~14日(水) 赤坂RED/THEATER
子どもを産むことの「喜び」と「難しさ」。 二つの視点から、延べ約70人にも及ぶ人々にインタビュー取材を敢行。その多彩にして膨大な証言から、いったい何が浮かび上がってくるのか? 今、この国で「子どもを産むということ」を見つめ直す、ノンフィクション演劇。
みんな豚になる
#7 
2012年7月20日(金)~26日(木) 吉祥寺シアター
人はなぜ凶暴化するのか。どういうプロセスを経て、言葉の暴力も含め
「暴力」を「よし」とするのか。暴力を「よし」とするプロセスに目を逸らさず
丹念に見つめることは、 とても大切なことのような気がします。
死に顔ピース
#6 
2012年3月3日(土)~11日(日) 中野 ザ・ポケット
個人にとっていいことと、全員にとっていいことは矛盾するのか――。
「囚人のジレンマ」を想を得て繰り広げられる、壮絶なる会話のバトル劇。
日本を襲った3.11から一年後の今、「現代の正義」について考える。
死に顔ピース
#5 
2011年11月17日(木)~23日(火・祝) 中野 ザ・ポケット
「ご臨終です……」。  さぁ、ご遺体と一緒に記念写真を撮りますよ。ハイ、チーズ。
医療にもっとユーモアを。底抜けに楽しい看護を。 「コスプレ先生」と呼ばれる、
ある開業医の、実話から生まれた物語――。 【文化庁第66回・芸術祭協賛公演】
又聞きの思い出
#4 
2011年5月19日(木)~29日(日) 中野 ザ・ポケット
ウディ・アレンが放つ、シニカルな家族劇。日本初演。
複雑に入り組んだ愛憎関係。心を締めつけるフィナーレ。―― 初演(アメリカ)劇評より
[翻訳] 鈴木小百合  [演出] 古城十忍
蠅の王
#3
2011年1月7日(金)~12日(水) 吉祥寺シアター
無人島に漂着した少年たちが、次第に獣性に目覚めていく。
そのプロセスを克明に描いた ウィリアム・ゴールディングの小説『蠅の王』を大胆に翻案。
人間の心に潜む『闘争本能』の正体をあぶり出す。
眠れる森の死体
#2 ドキュメンタリーシアター
2010年7月31日(宇都宮公演) 8月29日(宮崎公演) 9月4・5日(杉並区公演)
人が自殺に追い込まれていく、その背景には何があるのか?
劇作家と劇団員自らが45人にも及ぶインタビューで得た証言をもとに、
「自殺」を真正面から赤裸々に見据えた、日本で初めての演劇――。
眠れる森の死体
【次代を担う演劇人育成公演】
2010年7月15日(木)~19日(月・祝)   テアトルBONBON
生きること・死ぬこと、すべてがフラットな「若者の価値観」。
閉塞感・焦燥感に支配された、浮遊する少年たちの鮮烈な衝動。
10代の「気分」を生々しく、サスペンスフルに描いた伝説の舞台。
死ぬのは私ではない
#1 ワンツーワークス旗揚げ公演
2010年4月21日(水)~29日(木・祝)   劇場HOPE
1995年、東京・五反田で実際に起こった殺人事件をモチーフに、死刑制度を問う。
主役の双子を7人もの俳優で演じる(!?)という、奇想天外な演出。
新たなる「罪と罰の物語」。
●『一跡二跳』公演記録(1986~2008)はこちらから