劇団ワンツーワークス (OneTwo-WORKS) 古城十忍の演劇

誰も見たことのない場所
人は、なぜ自ら命を絶ってしまうのか?
「自殺」を語ることは、なぜ今なおタブー視されるのか?
年間3万人超の自殺者が11年も続く日本。
自殺を試みた経験を持つ「サバイバー」、
身近な人を失った「遺された者」、自殺に「振り回される者」、
そして、自殺対策に乗り出す「立ち上がる者」……。
人が自殺に追い込まれていく、その背景には何があるのか?
45人にも及ぶインタビューで得た証言をもとに、
「自殺」を真正面から赤裸々に見据えた、日本で初めての演劇――。


ドキュメンタリーシアターとは――?

 実際に起こった、さまざまな事件の当事者や関係者にインタビューを行い、その取材で語られた証言を再構成してひとつの作品にまとめあげる演劇を「ドキュメンタリー・シアター」と言います。 ドキュメンタリー・シアターはイギリスをはじめ、欧米では演劇の一つのジャンルとして確立していますが、日本ではまだまだ馴染みがありません。
 エンターテインメント花盛りの日本演劇界で、決して面白おかしい芝居ではないこの表現手法に並々ならぬ力を注ぐのは、もしかしたら虚しいことなのかもしれませんが、私たちは2006年にはパレスチナ紛争を市井の人々の視点でとらえた翻訳劇のドキュメンタリーシアター『アラブ・イスラエル・クックブック』を上演しました。
 「自殺」をテーマにした本作『誰も見たことのない場所』は、日本で初めてのオリジナル・ドキュメンタリー・シアターになります。
『誰も見たことのない場所』はこんな演劇です――。
上演のご相談・お問い合わせはお気軽にどうぞ――。